Peter Frampton / ピーター・フランプトン

Peter Frampton / ピーター・フランプトン
Biography

ピーター・フランプトン(Peter Frampton、Peter Kenneth Frampton、1950年4月22日 – )はイギリスのミュージシャン、歌手、ギタリスト。

 ・ Spotify : Peter Frampton / ピーター・フランプトン

Peter Frampton / ピーター・フランプトンの活躍

1972年に、ハンブル・パイを円満に脱退し、フランプトンズ・キャメルを結成する。
その傍ら、ギタリストとしてジョージ・ハリスンやニルソンのアルバムに参加して腕を磨く。
1974年から精力的に草の根全米ツアーを始め、地道にファンを増やしていく。1976年、この努力が実を結び、先の全米ツアーを収録した2枚組のライブ・アルバム『フランプトン・カムズ・アライヴ! (Frampton Comes Alive!)』が全米1位、全世界で1,000万枚を売り上げる驚異的な大ヒット作となる。「Show me the way」「Baby, I Love Your Way」「Do You Feel Like We Do」の3作のシングルの大ヒットもあり、年間通してこのアルバムは莫大なセールスを記録した。この結果、ハード・ロック界ではライブ・アルバムがブームとなり、他のミュージシャン達もこぞってリリースした。
また、この作品の成功を機に、アメリカではアルバムのビッグセールス時代が始まったといわれる。

1977年にも「アイム・イン・ユー」などのヒットを放ち、ビー・ジーズのギブ兄弟らと映画『サージェント・ペパーズ』(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)にも出演した。
1978年10月に、来日。
1970年代は、稀に見る大成功を収めるも、若さ故に経済観念が乏しく、業界の大人達に巧妙な手段で操られ、レコード印税やコンサート収益など殆どを搾取され、僅かな身銭のみとなってしまう。

1980年代に入ってからはセールスには恵まれなかったものの、コンスタントに作品をリリースし続けていた。1986年には、アルバム『Premonition』からのシングル『Lying』がビルボードのメインストリームロックチャートで最高位4位を記録し、久々のヒットとなる。1987年には、デヴィッド・ボウイのアルバム『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』にギタリストとして全面的に参加し、その後のツアー『Glass Spider Tour』にもギタリストとして帯同している。1988年には、中森明菜のアルバム『Femme Fatale』に、ゲスト・ギタリストとして参加。また、これ以外にも、スティーヴィー・ニックスのツアーにもギタリストとして参加している。

1990年代には小さなクラブ周りを続ける傍ら、スティーヴ・マリオットと再会し、共同でアルバムを作る計画を立てるが、その最中の1991年にマリオットの事故死(自宅火災による焼死)によって頓挫。アルバム『Peter Frampton』を発表する。

1995年、『Frampton Comes Alive II』をリリースすると、人気が復活する。この時期になると彼のギターは円熟味を増し、ギターレジェンドの一人に数えられるようになった。
そして2006年には、豪華ゲストを迎えてのインストアルバム「Fingerprints」を発表する。 ラリー・カールトンらをおさえて、2007年のグラミー、ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・アルバムに選出される。
2010年、4年ぶりのアルバム「Thank You Mr Churchill」を発表。このアルバムには、北朝鮮拉致被害者の横田めぐみに捧げられた曲(「Asleep At The Wheel」と「Suite: Liberte の前半部分 Megumi」)が収められている。