ジェフ・ベックが初のソロ名義作品として1975年に発表したアルバム。マハヴィシュヌ・オーケストラにインスパイアされたジャズ・ロック的なアプローチを昇華させて創りあげたギター・インストゥルメンタル・アルバムの最高峰。スティーヴィー・ワンダーが書き下ろした「哀しみの恋人達」をフィーチャー。 (C)RS

ビートルズとの仕事で知られるジョージ・マーティンをプロデューサーに迎えて制作され、初のソロ名義作品として発表されたアルバム。マハヴィシュヌ・オーケストラにインスパイアされたジャズ・ロック的なアプローチを昇華させて創りあげたギター・インストゥルメンタル・アルバムの最高峰。スティーヴィー・ワンダーが書き下ろした「悲しみの恋人達」をフィーチャー。全米チャート4位を記録し名実ともに彼の代表作となった。(1975年作品)

 ・ amazon : Jeff Beck 07. Blow By Blow (1975) / ブロー・バイ・ブロー

バンドを組むたびに成果を生んできたという経歴をもちながら、性格的に自らのバンドを続けられない。そのため、ついにバンドはあきらめ、ソロ名義で作ってしまった1975年発表の全編インストゥルメンタルのアルバム。とはいえバックにバンドはいるが…。
プロデューサーは「ビートルズの第5のメンバー」と言われたジョージ・マーティン。ジェフの、テクニシャンでクロスオーバーな部分と、熱い魂をもった若く勢いのある部分とが絶妙の均衡で溶け合っている。天才ギタリストの旬の瞬間をとらえた作品といえる。(麻路 稔)

 ・ Spotify : Jeff Beck 07. Blow By Blow (1975) / ブロー・バイ・ブロー

ディスク:1
1. You Know What I Mean
2. She’s A Woman
3. Constipated Duck
4. AIR Blower
5. Scatterbrain
6. Cause We’ve Ended As Lovers
7. Thelonious
8. Freeway Jam
9. Diamond Dust