新メンバー、アラン・クラーク(organ、p、synth)、ハル・リンデス(g)を加え5ピース・バンドへと進化したダイアー・ストレイツが1982年に発表した通算4枚目のアルバム。14分を超える大作「テレグラフ・ロード」で幕を開け、ドラマティックな展開でストーリー性溢れる名作。 (C)RS

このマーク・ノップラーを中心にすえたダイアー・ストレイツからのリリース(まるで他にも別種のものがあるような言い方だが)は、このバンドの実績からも期待できるような、鳴り響くようなギター奏法と気の利いた歌詞が特徴だ。Telegraph RoadやPrivate Investigationsではノップラーが、その暗く陰鬱なだみ声でボソボソ、モグモグ
と語ったり物思いにふけったりしており、Industrial Diseaseのような下らない早口歌では、ほとんどくすくす笑い続けているだけだ。タイトル曲とIt Never Rainsは、古き良きロックンロールに対する一人の男のヴィジョンを縮図のように表すようになったバンドが提供するものにしては凡庸だが、少なくとも堅実ではある。 –L.A. Smith

・ amazon : Dire Straits 04. Love Over Gold (1982) / ラヴ・オーヴァー・ゴールド

 ・ Spotify : Dire Straits 04. Love Over Gold (1982) / ラヴ・オーヴァー・ゴールド

ディスク:1
1. テレグラフ・ロード
2. 哀しみのダイアリー
3. 公害病
4. ラヴ・オーヴァー・ゴールド
5. イット・ネヴァー・レインズ