ソロ活動のレギュラー・グループを率いて全米1位に輝いたロック史上名盤中の名盤。プロデューサーはトム・ダウド。ボブ・マーリーのカヴァー「アイ・ショット・ザ・シェリフ」収録。暗い隠遁生活に終止符を打ったエリック・クラプトンが、本作で力強いカムバックを果たした。 (C)RS

1974年発表の本作で、クラプトンのソロとしてのキャリアは名実ともにエンジンがかかった。本作でまず思い浮かぶのは、ヒット曲となったボブ・マーリーのカヴァー曲<5>である。おそらく、アメリカ人の多くはこの曲で初めてレゲエのリズムを耳にしたことだろう。けれども本作にはクラプトンならではの高揚感をもたらす一面もあり、特にオリジナルの2曲、祈りを捧げるかのような<2>と請い願うかのような<8>では際立っている。クラプトンの音楽の根幹であるブルース性は、ロバート・ジョンソンの<9>とエルモア・ジェームズの<6>のカバー曲の中に息づいている。ロックンロールのクラシックであるジョニー・オーティスの<3>にも光を当て、スタンダードナンバーの<1>をうなるギターの見本となるナンバーに変ぼうさせた。暗い隠遁(いんとん)生活に終止符を打ったクラプトンは、本作で力強いカムバックを果たした。(Daniel Durchholz, Amazon.com)

 ・ amazon : Eric Clapton 04. 461 Ocean Boulevard (1974)

 ・ Google Play Music : Eric Clapton 04. 461 Ocean Boulevard (1974) / 461オーシャン・ブールヴァード

 ・ Spotify : Eric Clapton 04. 461 Ocean Boulevard (1974) / 461オーシャン・ブールヴァード

1. Motherless Children
2. Give Me Strength
3. Willie and the Hand Jive
4. Get Ready
5. I Shot the Sheriff
6. I Can’t Hold Out
7. Please Be with Me
8. Let It Grow
9. Steady Rollin’ Man
10. Mainline Florida